天気痛の対策

　今日1月21日のNHKテレビ「ためしてガッテン！」で天気痛について
特集していましたが、ご覧になりましたか？

　天気痛と言うのは、雨や雪が降るとか、台風が来るとかいった気象の
悪化によって、体の調子が悪くなる（足や腰、手足、頭の痛みなど）と
いうものです。

　放送の中で、天気痛の原因は、気圧の変化を耳の中の内耳が感知し、
体の各部位に痛みとして発現させているということがわかったということ
でした。

　そして、その天気痛の治療薬として紹介されていたのが、車の酔い止め
の薬です。この薬を飲むことによって、内耳のリンパ液の流れを鎮めること
ができるため、内耳が気圧の変化をあまり感じにくくなるからだそうです。

　そして、薬を飲むタイミングは、天気が悪くなる前。効果は比較的持続する
ということですので、自分の場合どの薬でどれくらい効果が続いたかを記録
しておけば良いのかなと思います。

　いずれにしても、天気痛で悩んでいらっしゃる方には朗報ですね。

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レチノイドクリーム

　レチノイドクリームは、ビタミンAの誘導体の総称であるレチノイドを含んだクリームのことです。

　ただし、日本では類似化合物の「アダパレン」が2008年に承認されたのを除いて、レチノイド外用薬として厚生労働省への承認申請が行われていないため、未承認医薬品（未承認薬）です。

　レチノイドの一種であるトレチノインは、もともとニキビ薬として米国で処方されていましたが、強力な皮膚のターンオーバー促進作用があることから、シワやシミを改善するクリームに配合されたものがいわゆるレチノイドクリームです。

　市販品の濃度は 0.01%～0.1% 程度であり、症状や体質に合わせて適切な濃度のものを処方してもらいます。濃度が高いほど、クリームが黄味がかった色になります。

　個人差はありますが、塗布後、数日以内に皮膚表面の角質の著しい剥離が始まり、これを繰り返すことで、皮膚が徐々に生まれ変わり、ニキビやシミ、シワが改善するとされています。

　但し、いきなり高濃度のものを塗布すると、体質によっては皮膚への刺激が強すぎ、かえってソバカス等のシミを増やすこともあるので注意が必要です。

　また、このクリームを使用中は肌のバリア機能が低下するため、日中は高SPFのサンスクリーンの使用が必須です。

　日本では東京大学医学部附属病院など、一部の大学病院や皮膚科・形成外科などで、院内調剤された軟膏の処方を受けることが可能で、また比較的簡単に製剤することが可能なため、薬価自体はそれほど高くなく、タイやニュージーランド経由での個人輸入業者も多く存在します。

　どうしても試してみたいという方は、ネットで検索されたらと思いますが、日本では医薬品として承認されていないクリームなので、あくまで自己責任での使用となるということに、十分注意する必要があります。

タグ：レチノイドクリーム とニキビ薬 未承認薬

新型出生前検査

　今日のＮＨＫＴＶの「クローズアップ現代」で、日本での導入から１年となる「新型出生前検査」について特集していました。この１年間で、比較的高齢出産の人を中心に日本全国で８０００件の出生前検査が行われたみたいですね。

　この新型出生前検査の流れについて簡単に説明すると、血液検査でダウン症症候群や１３、１８、２１トリソミーについて陽性反応が出た場合、羊水検査を行って最終的な検査結果を妊婦に伝えるという流れになります。

　この１年の中での検査を通して明らかになってきた新たな課題として、妊婦が羊水検査の結果を踏まえて産むのか中絶するのかの判断をする際の、医師のカウンセリングが十分に機能していないということです。
　つまり医師は、検査結果を医学的見地から説明はできるものの、産む、産まないという判断の参考となるアドバイスが十分でないということのようです。

　中絶が認められるのは妊娠２２週目までですので、短い期間の中で非常に重い選択をしなければいけない中で、それをサポートする体制が日本ではまだ十分でないということです。
　番組の中で、ドイツの例が紹介されていました。ドイツでは相談員の制度が整備されているということで、妊婦が産む、産まないの判断する際のアドバイスが貰えるようです。

　日本でもこうした制度が早く整備されることが必要だというのが、番組を見た感想です。

タグ：新型出生前検査 ダウン症 トリソミー