自転車で健康増進

　自転車に乗ってますか？

　時間もないし、乗ってないという方も多いかもしれませんね。

　名古屋市立大学の高石鉄雄教授によると、平坦な道をある程度の速度で走るためには、ペダルを約１５ｋｇの力で踏めば良いということです。

　人間の片脚の重さは体重の約１割だということなので、大人の人間がペダルを踏むために必要な力は脚の自重を引いて、約９ｋｇということになります。

　わずか１０ｋｇ程度の力をかけただけで、時速２０ｋｍ位の速さで走ることができるので、超効率的な移動手段ということになります。

　この自転車の良いところは健康増進にも役立つということです。厚生労働省は、「健康日本２１」というキャンペーンでメタボリック症候群から脱却し、成人病を予防するために１日１万歩歩こうと呼びかけていますが、１万歩歩くためには、歩幅を５０ｃｍ、歩行の平均時速を４ｋｍとすると、計算上７５分間歩き続ける必要があります。

　７５分間歩き続けるのは結構大変ですが、これを自転車に置き換えるとそう大変ではありません。つまり７５分間自転車に乗るのです。

　すると歩行する場合と比べて、２割から３割も心拍数が上がり、運動強度が増すことが分かっています。同じ時間でより健康増進効果が上がる訳です。

　ただ、ここで大切なことは、何でもそうですが持続するということと無理をしないということです。なかなか毎日というわけにはいかないかも知れませんが、週１回でもいいので続けることが大切です。

　本当に自転車万歳ですね。

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