SSブログ
スポンサードリンク


視力回復コンタクト [お役立ち情報]

 視力回復コンタクトというのがあるのですね。「寝ている間に視力回復 特殊なコンタクトレンズで近視矯正」というキャッチコピーを見ました。

 私も、重度の近視で中学の時からメガネを掛けていて、コンタクトレンズはつけたことはありません。それで、コンタクトレンズには今まであまり興味はなかったのですが、視力回復と聞いて少し調べて見ました。

 視力回復コンタクトというのは、寝ている間に特殊なハードコンタクトレンズを装着して、角膜の形状を整える新しい近視矯正法で、医学用語では「オルソケラトロジー」というそうです。日中は裸眼で過ごせるのが、この矯正法の最大のメリットだということで、一方、日本でのオルソケラトロジーレンズの製造販売は未認可で、保険は適用されません。

 遠くのものが見えづらいのが近視です。カメラの構造に例えれば、レンズの役割をする角膜(黒目部分を覆う透明な膜)と眼球内の水晶体を通るときに屈折した光が、フィルムとなる網膜(像を結ぶ眼球の内側の膜)に届く手前でピントが合ってしまい、ぼやけて見える現象と同じです。

 近視は、(1)角膜のカーブが強くなり、光の屈折が大きくなる(2)眼球の前後の長さ(角膜から網膜までの長さ)の異常により、焦点がずれる-ために起きるとされています。

 オルソケラトロジーは、角膜に特殊なハードコンタクトレンズを着け、角膜のカーブを矯正することで、視力の回復を図るもので、このレンズを「目に着けるコルセットのようなもの」と説明するお医者さんもおられます。

 オルソケラトロジーレンズを着けるのは睡眠時のみで、個人差もありますが、6時間程度の装着で、翌日の日中(十数時間程度)は裸眼で過ごせるほど回復するということです。

 眼科で、まずは前の適応検査を受けます。近視や乱視の度合いの検査は、通常の視力検査と同じで、さらに眼球の硬さ(眼圧)や角膜の形状などを測ります。今までの症例では、「乱視の強い人は適さず、使用できない場合もあり、また近視の度数が強い人にも効果がない」ということです。

 検査結果を基に、200種類以上ある中から適したレンズが選ばれ、保管や着け外し時の注意点の説明を受けて、実際に装着することになります。

 裸眼視力が右0.08、左0.1の人が実際に装着してみた結果ですが、就寝時のみ装着して3日後に再び裸眼視力を測ると、右1.0、左1.2にまで回復したということです。日中は裸眼で活動できるオルソケラトロジーは、体を激しく動かしたり、水中スポーツしたりする人に特に向いているということです。

 さらに、オルソケラトロジーレンズの長所として、「着用により近視の進行を抑えることもできる」ということです。ただし、老眼や遠視に効果はないということで、またレンズの耐用年数も普通のハードコンタクトレンズと同じくらいの3年程度ということですが、保険は適用されず費用は各医院で異なるということで、結構な費用がかかるようです。

 このように使用する患者側での利用が広がっている一方で、レンズの日本での製造販売はまだ認可されておらず、日本でこの近視矯正法を導入している眼科では、米食品医薬品局(FDA)の認可を受けている米国製レンズなどを、患者に貸与する形を取っています。

 厚生労働省医療機器審査管理室は「効果や安全性などは医師と患者の判断」とする見解を示していて、同室には現在、治験を終え、レンズを認可申請中の企業もあるということです。

 オルソケラトロジーレンズのメリットは大きい一方で、まばたきをしない就寝中は、目の表面が十分に潤わず、角膜炎などになるリスクもあるということなので、そのためレンズの十分な洗浄と管理が重要となるそうです。

 何れにしても、何事にも利点と欠点はあるので、「ライフスタイルなどを考えて、専門医に総合的な診療を受けて、よく相談してから使用を決める必要があるな」と思いました。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

携帯電源オフ緩和ボーナスの使い道 ブログトップ
livedoor Readerに追加
My Yahoo!に追加
Googleに追加

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。