大豆イソブラボンの大量摂取と乳がん

　植物性タンパク質や、女性に嬉しい成分の大豆イソフラボンが
豊富に含まれていて、美容ドリンクとして人気の高い豆乳ですが、
海外の健康情報サイト『Authority Nutrition』と、食品安全委員会
の発表情報によると、過剰摂取した場合、一部の女性には逆に
悪い影響を与える可能性があるということです。

　その女性とは、乳がんのリスクが高い女性です。

　あなた自身が体質的に乳がんリスクが高めの場合は、大豆
イソフラボンの大量摂取は控えたほうがいいと思います。また、
家族の中に乳がんを罹患した方がおられる場合にも、同様に
気をつけたほうがいいようです。

　現在、継続的に大豆を大量に摂取している習慣がある方は、
すぐに自分の乳がんのリスクをチェックしておくことをお勧め
します。

　食品安全委員会の資料の中には、仏食品衛生安全庁では
大豆イソフラボンのサプリメントや食品は含有量を表示する
ほか、“1日当たり1mg/kg 体重を超えてはならない”、“本人
又は家族に乳がんの病歴のある女性には勧められない”こと
を表示するよう勧告しているとの記述もあります。

　さらに、同資料によると、日本の女性が1日に摂取しても
安全な大豆イソフラボンは1日あたり64mgとされているという
ことですが、これを超えて大量に摂取してしまうと、乳がんの
リスクを高める可能性もあるということなのだと思います。

　大豆イソフラボンを摂取することが直ちに乳がんのリスク
を高めるわけではないとは思いますが、昔からの諺で、
「過ぎたるは及ばざるが如し」とあるように、何事も程々が
一番良いのではないでしょうか。

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